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文化と産業の発達

部族統一時代

 ヘリックにより中央大陸は統一され、平和が戻った。

 ZAC1957年、治安が保たれ安定がもたらされると、文化と産業が発達する。様々な部族の文化は融合し、さらに新しい文化が生まれた。人口がさらに増えるとやがて大量生産の時代がやって来た。

 優れた生活用品は大陸全土に供給され、それを可能にするには、製品を規格化し、短時間に大量に生産しなくてはならない。これは地球における産業革命と等しい。大規模な工場が次々と建設され、そこで生産された製品は大陸全土に流通、供給された。

 そして長い戦争で荒廃した人々の生活は、次第に潤いを取り戻していったのだ。

 まだ初歩的ではあったが、これは一種の大量生産、大量消費時代の最初の一歩であった。そして、マスプロダクション化されてゆく産業のなかには、ゾイドも含まれていた。ゾイドもまた製品として売買される時代がやってきたのだ。

ゾイドの管理と設備

 大陸全土が統一されると、ゾイドの生産、管理も、一段と進歩した。様々な民族が、それまで独自に育んで来たゾイドの発生、改造、管理技術が1つに統合され、より効率の良い、より生産性の高い管理体制が求められ、≪ゾイド管理局≫が設立された。

 

 もちろん、外敵の侵入に対し備える必要もあるため、常に戦争用ゾイドの生産、改造も休まず続けられたが、同時に民需産業としてもゾイドは大いに発達してゆく。

 ゾイドの複雑な動力系、機械としての駆動系等、多数の部品の可能な限りの画一化が進み、ゾイドコアは、国家の財産として厳重に保管された。

 Ziの人々は、これから先もゾイドと共に生きて行くため、常にゾイドのもつ可能性を探り、発達させなくてはならないと考え、ゾイド全般にわたる管理は国営となり、生産、管理、研究が続けられていった。

 

 こうして様々なゾイドが人々の生活を支えるために、新しい機能を追加され、大陸全土に供給された。 また、クラッシュしたゾイドの修理、許される範囲での改造を請け負う民間企業、通称"修理屋"が大いに繁盛したのもこの時代である。

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