その物語は、宇宙船「グローバリーⅢ」が未知の星「ゾイド」に不時着したときに始まった。時代は地球人類が太陽系進出を果たして、恒星間飛行を目指す宇宙大航海時代に入った頃。地球の宇宙ステーションから一隻の巨大な宇宙船が遥かな星々を目指して飛び立った。船名は「グローバリーⅢ」。新天地を目指す開拓移民、宇宙の謎を解き明かさんとする科学者たち、一攫千金を夢見るギャラクシー・シンジケートのメンバー(GS冒険商人)たち、その他、宇宙に賭ける大勢の人々を乗せて「グローバリーⅢ」は太陽系を後にした。超光速航行を続けていった「グローバリーⅢ」はやがて銀河の中心に向かうに、太陽系と全く正反対の位置に現太陽系とそっくりな太陽系を見つけたのであった。太陽に似た中型恒星を中心に惑星は6個あり、しかもその第二惑星には不思議な生物群と知的生命体の存在が確認された。「グローバリーⅢ」の乗員達は期待にあふれ色めきたったが、ここで思いがけないことがおきた。「グローバリーⅢ」のなかで反乱が起きたのである。地球出発当初から宇宙船のキャプテンと鋭く対立していたGS冒険商人たちの反乱が表面化したのであった。GS冒険商人たちは悪どい商売でも平然と行う気でいた。しかし、キャプテンは地球人類の名誉ある発展のためにそれを許さなかった。船内で二派に分かれて戦いがはじまり、巨大な宇宙船の各所で大きな被害がではじめた。やがて操縦系統も破壊されてついに航行不能になった。GS冒険商人たちは宇宙船に搭載されていたすべての小型救助艇を手中に収め、脱出していった。一方残されたキャプテン派は必死に操船にあたったが第二惑星めがけて突っ込んでいった。そして不時着した。キャプテンをはじめ多数の乗員の生命が失われた。だが乗客の一部は無事だった。その星「ゾイド」は、地球に似た大気につつまれて、金属鉱脈が露出した大地におおわれていた。第二惑星の風景は地球のそれとよく似ていた。地球ほどではないが緑もあった。海があり川も流れ、草原、森と広がっていた。特徴的なのは、金属鉱脈が露出した高い岩山が多いということであった。「グローバリーⅢ」はその岩山のなかでもひときわ高く連なる大山脈の麓の砂漠に不時着していた。降り立った一同の前に、彼らを偵察するかのように今まで見たこともない生物が姿を現した。その一体は、地球の過去に栄えた恐竜によく似た生物で、もう一体はその恐竜を操る知的生物だった。知的生物は、地球人によく似た二足歩行の生物で、自らをゾイド人と名乗った。そして恐竜に似たメカ生物をメカ生体ゾイドと教えた。この第二惑星もゾイドと呼んだ。ゾイド人とのファーストコンタクトの直後、空から翼竜に似たメカ生体を操ったゾイド人の一隊が攻撃をしかけてきた。それに対して地上にも新手のゾイド部隊が現われて、激しい戦闘がはじまった。戦いは地上軍の勝利に終わり、空から攻撃してきたゾイド人が引き上げると彼らは地球人を自分達の都へと案内した。都は石造りを主体とした建築物で作られた都市国家だった。農耕狩猟を主とする世界で思考、感情なども地球人とよく似ていたが、その大きな違いは、やはり生き物としてのその仕組みであった。地球人の調査で分かってきたことは、地球と同じような進化をとげてきていたが、恐竜時代を迎えると、突然何か生物的大異変が起きたらしいということであった。そして、現在、ゾイド人は二派に分かれ、キャプテン側の地球人を救ったゾイド人は共和制をとりヘリック共和国を作り上げていた。対する敵勢力は、貴族・奴隷制をとるゼネバス帝国だった。そして帝国側にはGS冒険商人たちがすでに手を結んでいた。両国は山脈をはさんでにらみあい、抗争を続けていたが、地球人たちの飛来により新しい戦いのときを迎えようとしていた。それは、主要武器であった戦闘用メカ生体ゾイドが、地球人の手によって改造され強力になったことである。6万光年の彼方で、今、壮大な時の流れが始まる。

※ご注意

 ゾイドバトルストーリーの世界を舞台にしたエピソードは、ここにまとめられているものが全てではありません。
 ここに掲載されているのは数多のエピソードから取捨選択をしつつ、物語として破綻の無いよう編集された、ゾイドバトルストーリーという大きな流れの一解釈だという事を踏まえた上でお読みください。

旧ゾイドバトルストーリー

新ゾイドバトルストーリー