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ゾイドゴジュラス対レッドホーンの戦い

無敵!ゾイドゴジュラス大進撃

ZAC2030年

 生き物の影ひとつ見えない、ゼネバス帝国内の砂漠地帯。

 今、二つの巨大な生物が満身に傷を負いながら激しい闘志をむき出しにしてにらみあっていた。帝国領土に深く攻めこんできた共和国の主力メカ、ゾイドゴジュラスと迎え撃つ帝国ゾイド、レッドホーンである。

 砂漠の熱風が砂をまいてゾイドゴジュラスに吹きつけた瞬間、その風に乗るかのようにレッドホーンが激しく突っかけた。レッドホーン得意の体当たり攻撃だ。
 だが、硬い角が相手の脇腹に達する寸前、ゾイドゴジュラスの鋭い爪がレッドホーンのコックピットを襲い、なんと左腕一本で巨体をつかみあげてしまった。

 武装では勝るレッドホーンも、ゾイドゴジュラスのパワーの前に常に苦戦を強いられていた。 
 両者の力の差は、そのまま共和国と帝国の間の戦力の差でもあった。

 帝国軍にとって、ゴジュラスにまさる巨大ゾイドの完成が何よりも早く必要とされていた。

 そして、その完成の日までレッドホーンの改造タイプを数多く生産して、何とか共和国軍の猛攻をしのごうとしていた。

▲ 苦戦の帝国軍はさまざまな改造レッドホーンを考案して急場をしのいだ。「ブルスタイン」もそのひとつ。土木工事用に開発されたが、突進力をかわれ突撃メカとして前線に投入された。

▲「帝国ゾイドの砲撃を浴びながらもじりじりと前進を続け、最後は格闘戦にもちこんで相手を倒す。 ゴジュラスの驚くべき頑丈さに、いったい何台の帝国ゾイドが破壊されたことだろう。

▲「バーナス」

 背中に火炎放射器を装備。森林や洞窟にひそむ敵をやきはらう、白兵戦兵器。

「デストローラー」

部隊の先頭に立って地雷原を突破。キャッチワイヤーで小型ゾイドをからめとり、おしつぶす。

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