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プロローグ

 これは、この星の正史には決して残らない、3人の男の物語である。


 ルドルフ・ツェペリン。幼くして、ガイロス帝国皇帝の座に就かねばならなかった、わずか12歳の少年。カール・リヒテン・シュバルツ。名家に生まれ、帝国と幼き皇帝に心からの忠誠を誓った若き天才士官。ギュンター・プロイツェン。幼き皇帝を支えるべき帝国摂政。
 
 彼らは、それぞれが背負う宿命と信念のままに戦い合うことになる。勝者は英雄と讃えられ、敗者は歴史の闇へと追いやられるだろう。
 だからこそ、ここでだけは過剰な賛美も冒涜もない、等身大の彼らの姿を描き出したい。

▲ガイロス帝国摂政 

 ギュンター・プロイツェン

▲ガイロス帝国皇帝

 ルドルフ・ツェペリン

▲ガイロス帝国軍機動陸軍第1装甲師団長

 カール・リヒテン・シュバルツ

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